Archive for 4月 24, 2012

日本の伝統的文化

おはようございます、本社営業部の中川です。

皆さん今年の花見はいかがでしたか?

雨が多かったり爆弾低気圧の関係で見ごろの日が少なくなかったですか?

日本で桜と言えば真っ先に思い浮かぶのが『ソメイヨシノ』だと思いますが

ソメイヨシノは自然種ではなく交配で生まれた園芸品種だと知っていましたか?

ソメイヨシノ(染井吉野)とはエドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で生まれたサクラの

園芸品種で『吉野桜』と表記する場合もあり、エドヒガン系の特徴は花が葉より先に咲く

特徴があるものの花自体が小ぶりであるため見栄えがしないので、オオシマザクラの

大きく整った花形を併せ持たせて品種である。

命名の由来は、江戸末期から明治初期に江戸の染井村(現在の東京都豊島区駒込)に集落を

作っていた造園師や植木職人達によって育成された。初めサクラの名所として古来名高く西行法師の

和歌にもたびたび詠まれた大和の吉野山にちなんで『吉野』『吉野桜』として売られ広まったが、

藤野寄名による上野公園のサクラのヤマザクラとは異なる種の桜であることがわかり、

この名称では吉野山に多いヤマザクラと混同される恐れがあるため、『日本園芸雑誌』において

染井村の名前を取り『染井吉野』と命名した。

ソメイヨシノは自家不和合性が強い品種であるためソメイヨシノ同士では結実の可能性は劣り、

純粋にソメイヨシノを両親とする種が発芽に至ることはなく、各地にある樹はすべて人の手で

接木などで増やしたものである。

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