こんにちは、本社・営業の小室です。 今週の月曜日、AEDの講習に保研オフィスのスタッフ7名で参加しました。
「AED」って聞いたことはありましたが、実際は何をするのかわからないまま講習を 受講したのですが、とても有意義なものでした。
もし心室細動(心臓停止)を起こすと、1分経過するごとに約10%、助かる確率が減っていくといわれています。 救急車が現場に到着するまでの時間はおよそ6分かかるとされており、 救急車を待っていたのでは助かる確率がかなり低くなります。 119番に連絡するまでに数分かかったとすれば、さらに助かる可能性は低くなるそうです。
この装置の使い方を知っていると人の命を救うことが出来るのです。 しかし、この装置は心臓に電気ショックを与え、心臓が動き出すきっかけに過ぎません。 それよりもいかに早く脳に血液を送り、壊死しないようにするかが大切で、そのためには 胸骨圧迫(心臓マッサージ)を出来るだけ早く、休むことなく続けることが必要だそうです。
講習では実際にAEDを使って自分自身も実演して教えてもらいました。 大阪のAEDの設置台数は15,341台あるのですが人口の比率にしては少ないようです。 講習で教えていただいたAEDの使い方の順序を載せておきますので、ご参考にしてください。
もし、倒れている人を見かけたら・・・
1. 肩をたたきながら、大声で呼びかけてください。(大丈夫ですか?どうしましたか?など)
2. 反応がなかったら、「誰か来て!」と大声で応援を求めて、すぐに119番に連絡してください。近くの人にAEDを持ってきてもらうよう頼んでください。
3. 胸とお腹の動きを見て息をしているかどうか確認してください。
4. 呼吸をしていないか、ふだん通りの呼吸でなければ、すぐに心臓マッサージ(胸骨圧迫)を休まずに行ってください。
5. AEDが到着したら、すぐに胸を裸にして、電極パッドを貼ってください。金属をはずし、ペースメーカなどの出っ張りがあればそこを避けて、濡れている場合は拭いてから貼ってください。
6. AEDの音声による指示に従ってください。AEDが心電図を解析しているときは、音声指示に従って倒れている人から離れてください。(誰かが体にふれていると、心電図の解析が正確に行われない可能性があります)
7. 電気ショックが必要と音声が指示したら、倒れている人の体に誰もさわっていないことを確認してください。
8. ボタンを押して、電気ショックをかけてください。
9. 電気ショックをかけたら、AEDの電極を貼ったまま、すぐに心臓マッサージを再開してください。
10. 2分後に、自動的にAEDが再度、電気ショックをかけるかどうか判断し、音声による指示があります。
11. 意識が戻ったら、倒れている人の体を横にして、楽にして救急車の到着を待ってください。AEDのパッドは貼った ままにしておいてください。 (日本心臓財団・健康ハート叢書より)
実際、このような現場に出遭ったら、講習で学んだことを実践出来るよう年に1回講習を受けようと思いました。